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VaRTM工法技術

VaRTM工法とは

 
 
 VaRTM(Vacuume Resin Transfer Molding)工法とは真空ポンプの負圧で樹脂を型内部に呼び込み、大気圧との差圧で樹脂硬化させる技術を言います。インフュージョン成形とも言います。
この工法の最大のメリットは成形面全体をビニールで覆い被せる事で密閉状態を保持し、上型レスでも上型有りの成形面に近い形状が得られるという所にあります。また、樹脂含有量が最小限で済む事で軽量化にも大きく寄与する形になります。(余剰分は真空ポンプ側へ引かれる)
一般的には大きな量産成形品を造形する時に採用されるケースが多く、風車のブレードや船舶のボディ作製に用いられるようです。

VaRTM工法 利用紹介

 
 
ある大きさのモノでのVaRTM工法成形品を左図例にあげます。
ビニールシートで覆う前には様々な専用副資材を用います。
また、真空状態を保つためにはシール性も非常に重要な要素です。
樹脂の配合具合、樹脂流動性、樹脂投入口切り替え、樹脂硬化温度モニタリング等、様々な要因を制御しながら成形します。
 
当社ではこの量産品成形方法を型・治具作製に応用し、軽量かつ高剛性が求められる省力化設備対応のニーズにお答えいたします。
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