エポキシ樹脂 利用紹介
任意の形に硬化させ、型・治具の母体として使用する場合にエポキシ樹脂を用いる事も多くあります。
左図の状態は主剤と硬化剤を機械で攪拌した直後のものになります。この後、プレス機によって任意の厚みに整えてからガイドとなる型に沿ってパテ状のエポキシ樹脂を盛り付ける事も可能です。嵩上げ材との併用により、より少ない材料での施工も出来ます。寸法安定性に優れ、かつ機械切削しやすいように調合されているため、型・治具作製には適していると言えます。
こちらの事例では、型に沿って液状のエポキシ樹脂を繊維材料と共に塗布して使用します。粘度も様々なタイプがあるので目的に応じて使い分けます。主剤と硬化材との攪拌により硬化が始まります。また粉状の充填材を混ぜ合わせる事でパテ状としても利用できます。
一般的にFRPと言われる工法になり、耐強度を備えた軽量の型・治具作製が可能となります。ガラス繊維と組み合わせるとGFRP、炭素繊維と組み合わせるとCFRPという呼び名になります。
樹脂にもさまざまな種類がありますが、当社では型・治具作製に用いられるエポキシ樹脂を使用しております。
エポキシ樹脂の特性
①任意の成形を容易に施すことが可能
・・・固形樹脂は練ることができ、液状樹脂では流し込むことが可能です。
②耐久性に優れています。
・・・種類によっても異なりますがお客様の要望により耐性を選択することが可能です。
③他の素材と組み合わせることできる。
・・・一般的に接着剤としても使用されています。