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発泡スチロール

発泡スチロールとは

発泡スチロールはポリスチレンでできた、原料ビーズに蒸気をかけ数十倍に発泡させ硬化させたものです。
保冷容器や緩衝材等で身の回りのものでよく使用されております。工業的には、土木での盛り土代替品として使われたり、FRPとの組み合わせにより、高強度な造形物にも使われるケースもあります。
 

発泡スチロールの特性

 
①加工性が極めて良好。
・・・ちょっとした道具でも造形ができるため、任意の形状を作製し易い材料です。機械による切削性についても、抵抗が少ないため切り込み量が多く設定できます。ただし、発火温度が低いため機械加工の際は注意が必要です。 
②軽量
・・・発泡スチロールの原料樹脂を数十倍に膨らませるため、その体積の大半は空気でできており、非常に軽量なものとなっています。
③衝撃性に強い
・・・発泡スチロールは独立気泡があるため、その各々のビーズの小さな空気の部屋が衝撃を吸収性し、衝撃を和らげてくれます。
 ④安価
・・・ 低コストで入手可能です。嵩上げ材やステ型材には、最適な材料です。
 

発泡スチロール 利用紹介

 
樹脂型や金型のステモデル材として多く利用されています。人の手による追加工も容易にできます。
発泡ビーズ間の隙間については、専用の目留め材を用いる事で、容易に平滑化も可能です。
 
軽量/加工性良好のため、緩衝材や間仕切り材として、臨機応変に収納スペースを作製する事ができます。
 
「発泡スチロールは何かと柔らかく量産で使うには信用性が低い」と感じる場合の対策として、FRP技術を組み合わせる事も可能です。表面を強化プラスチックで覆う事で、軽量そのままに耐久性を持ち合わせる事ができます。
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